インタビュー

乗務員さんと一緒に
「輪を作る」こと、
仲良し感が車内に
あるようにしています。

Profile
伊藤 真視さん(2018年入社)
福祉スクールバス ドライバー
前職:役員用車両のドライバー
BUS
DRIVER
若いころは音楽をやっていたんですが、事務所を辞めてから義父がハイヤーの仕事を紹介してくれたのをきっかけに、様々な会社でドライバーをやってきました。冨士自動車に来る直前は建設会社の役員送迎ドライバーです。

途中で大型2種免許も取って、ちょうど冨士自動車が福祉バスの運転手を募集していたので応募して、今に至ります。
バス インタビュー03 写真1
最初の仕事は、リハビリやデイサービスを利用する人を介護施設に送迎することでした。車両は中型バス。このとき、いまさらのように大切な運転のコツを体得しました。
冨士自動車入社前は、乗車する車両はレクサスやセンチュリーだったので、それほど意識しなくても車の性能で、後部座席の方は快適な乗り心地だったと思います。
しかし、中型バスではドライバーの腕が必要です。早めの穏やかなブレーキ、路面の凹凸を上手に乗り越えて、できるだけ座席を揺らさないなど。

今は、同じく中型バスドライバーとして、障がいを持つ高校生たちを福祉学校に送迎しています。
車内は賑やかですよ。みんなでクイズ大会をやったり歌を歌ったり。話し好きの子はしきりにぼくに話しかけてきます。ぼくはコミュニケーションが好きなので、楽しく相手をしています。
中にはずっと黙っていて、輪に入らない子もいるんですが、乗務員さんが上手に話しかけて、孤立しないようにしてあげています。
バス インタビュー03 写真2
ぼくは、モットーとして、運転するだけじゃなく、乗務員さんと一緒に「輪を作る」ことを大切にしています。バンドをやっていたときの習いかも知れません。ドライバーと乗務員の空気感は、子どもたちに伝わっちゃうと思うんですね。なので、できるだけそういう輪、仲良し感が車内にあるようにしています。

そして、もうひとつ。後ろに乗っている子たちが障がい者だとか健常者だとかというのは、ぜんぜん意識していません。違いはありません。誰を乗せても安全に送迎するよう、丁寧に運転しています。